天気を読む
観天望気とは、自然のサインを読み取って天候を予測すること
空を見て天気を予測する
- 太陽や月に笠がかかったら雨になる
- 綿雲は晴れ
- 笠雲は雨
- 星がキラキラしたら強風
- 筋雲は下り坂
- レンズ雲は強風の前触れ
- 夕焼けは晴れ、朝焼けは雨の兆し
- ウロコ雲は雨
- 入道雲は夕立
大地の変化で天気を予測する
- 雨ガエルが出てきたら雨
- ミミズが出てきたら雨
- 山が近くに見えると雨
- 燕が低く飛ぶと雨
- 魚が跳ねると雨
- 遠くの音がよく聞こえると雨
- 蜘蛛の巣に水玉がついていたら晴れ
- 朝の霧は晴れ
- 古傷がうずく時は雨
雷から身を守る
避難する場所のない無人島で嵐にあって雷がなっている時はできるだけ姿勢を低くする
避難する場所で複数でいる場合は、お互いに5m以上離れて伏せる(運悪く一人に落ちても、他は助かる可能性がある)
テントをぺちゃんこにしてやり過ごす
木には近づかない(高い木が最も危険)
高い木があったら、木を見上げて45度の角度より外に避難すること
風速が1m/s増すと、体感温度は1℃下がる
例えば、風速が10m/s以上ある場合、気温が10℃あったとしても体感温度は0℃を下回る
体温が冷えると活動に支障をきたすので、風が寒いと感じる場合は防風タイプの服を着たり、休むときも直接風が身体に当たらない岩陰などで休むようにする
また、身体や服が濡れていると気化熱により余計に冷える
寒くなる可能性がある場合はなるべく服を濡らさないようにし、休む際は乾いた衣服に着替え、体温の維持に努める
潮の満ち引き
潮の満ち引き(潮汐)
海の高さは一定ではなく、1日2回、ゆるやかに高くなったり低くなったり、規則的に変わってる
潮汐(潮の満ち引き)がなぜ起こるのでしょうか?
潮の満ち引きは、月と太陽の引力によって引き起こる
潮汐は、月や太陽による力が必要だが、月と地球の距離は、太陽と地球の距離に比べ近いため月は潮汐に大きな影響を及ぼす
※太陽が潮汐に及ぼす影響は月の半分くらい
月に面した海はいつも満ち潮
その反対側は月の引力の影響は弱いが、地球の自転の遠心力により、こちらも満ち潮になる

地球に対して月と太陽が直線上に重なるとき、月の引力と太陽の引力が重なり、海水を引き寄せる力が大きくなる
そのため、潮の干満の差が大きい「大潮」となる
月と太陽が互いに直角方向にずれているときは、引力の方向も直角にずれ、互いに力を打ち消す形となる
この場合が潮の干満の差が小さい「小潮」となる
大潮
月は地球のまわりを24時間50分かけてまわっているが、海面はこの動きにあわせて、およそ12時間25分で満潮から満潮へ、または干潮から干潮へ、高さが変わる
この月の動きに太陽の動きがかさなって、潮の満ち引きの大きさが決まる
もっとも満ち引きが大きくなるときを「大潮」と呼ぶ
日本の太平洋側の満潮と干潮の差は約1.5m
日本海側は太平洋側にくらべると小さく、約40cm
世界でもっとも満ち引きが大きいのは、カナダのファンディ湾で、約15m(ビル5階分にもなる高さ)
アジアで大きいのは韓国の仁川で約10m
潮汐種類
- 大潮(おおしお) 最も潮の干満の差が大きい日 満月や新月から前後1~2日 潮の流れが最も強く、魚の活性も高く釣りにいい 干潮時に海岸線を歩いてタコや小魚を狙える 夜はイザリのタイミング
- 中潮(なかしお) 満潮と干潮の差が中くらいの潮で、大潮と小潮の間くらいの潮の動き 大潮の前と後の2回あるが、大潮後の方が釣りには向いている
- 小潮(こしお) 潮の干満の差が最も小さい日 半月の前後1〜3日
- 長潮(ながしお) 干満の差が最も小さい時の潮で、小潮の頃の潮 魚の活性は低い
- 若潮(わかしお) 小潮から大潮に向かって干満の差が次第に大きくなる頃の潮 まだ潮の流れは悪いので、魚の活性も低い イカを狙うなら大潮よりも若潮の方が釣れる
潮流
潮汐 (ちょうせき) によって生じる海水の流れだが、以下のようなことに気をつける
潮流は一般に海が浅く、干満の差が大きく、また狭い水道ほど速くなる
島と島の間などでは潮流が早くなる
離岸流(海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れ)