自分の居る場所が分からないと無人島から脱出も出来ないし、救助を求められない

ナビゲーション 夜間

北極星を探しましょう

街明かりがほとんど見えないこの無人島では、普段は見えないほどの沢山の星がきらめいています。その中から北極星を見つけて方位を知りましょう。

地球の自転軸を北極側に延長した天球面上の「天の北極」近くにある星を北極星と呼んでいる。日周、あるいは年周においても地球上から見ると星はほとんど動かず、北の空の星は北極星を中心に周りを回転しているように見える。そのため、北極星は天測航行を行う際に正確な測定をするための固定点となり得る。

ナビゲーション昼間

太陽の位置を利用する方法
太陽の位置が朝6時に真東
太陽の位置が12時に真南
太陽の位置が夕方6時に真西
*だいたいの方角が分かる

太陽の方向とアナログ時計

昼間であれば腕時計(アナログ)を使って方角を知ることができる。まず腕時計を地面に水平に置き中心にマッチ棒をたてる。時計をまわしてマッチ棒の影と短針とを重ね合わせると、文字盤の12時と短針の中間が、北にあたり、反対が南にあたる。
最も一般的な方法は、腕時計の短針を太陽に向けるというものだ。この場合は、文字盤の12時と短針の中間が南にあたる。

日時計方式

①最初に1本棒を立てて、その影の先端に別の棒を立てる
②15〜20分後に影が移動したら影の先端にまたべつの棒を立てる
③最初に立てた棒を抜いて2本の棒の根元に置くとその向きが東西になる

植物で方位を知る

草や木を観察して、大まかな方位を探すことができる

葉の向き
葉が大きく成長している
多くの葉が向いている
「南」

木の枝ぶり
木の周囲で枝ぶりが少ない
「北」


木や石など苔が多くついている
「北」

*あくまで一般的なことで、無人島の場合は海風などの影響で参考にならないこともある。

コンパスを自作する

磁気を帯びた金属片を自由に動く状態にすると、地球の地場に引かれ自然に南北を指して止まる
磁石、金属片(針など)を使ってコンパス(方位磁石)が作れる
金属片に磁力がない時はどうにか磁気を帯びさせること

磁石や磁力のあるもの
容器に水を入れて発泡スチロールを浮かせて、その上に磁石を置くと南北を指す

磁力のない金属片(ぬい針等)
・まず、細長い金属片(ぬい針等)を布(絹がよい)で「同じ方向に」30回くらいこする(静電気を起こし磁気化させる)
・容器に水を入れ、薄い紙や葉っぱ、発泡スチロールを浮かせ磁気化した金属片を乗せる
・金属片が「南北」を指して止まる

※コンパスには「磁気偏角」「磁気偏差」があり正確な真北や真南は指さないでズレが起きる

日時計と月時計で時間を知る

日時計を作って時間を知る

時計ほど正確ではないが、無人島での時間を知るには、この時計が役に立つ

月時計(月の位置で時間を知る)

満月、上弦、下弦の月といった月の形と位置でおおよその時間が分かる

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