アメリカの沿岸警備隊は、パトロール中、フロリダ州沖の無人島アンギラ・ケイで助けを求める男女3人を発見し、救助した。

5週間近く、ヤシの実で生き延びていた。

3人は33日間、島でヤシの実や貝を食べてしのいでいたということで、けがなどはないという。

FNNプライムオンライン参照

https://www.fnn.jp/articles/-/142911

フジテレビのニュース番組のディレクターから電話がかかってきて、フロリダ沖の無人島で男女3人が救出されたので無人島の専門家として色々聞かせてほしいとのことで電話インタビューを受けました。(2020/2/12の夕方のニュース番組で放送)

海外の話でありますが、実際に無人島に漂流する人がいるのですね。キューバの近くの無人島ということで温かい島だったのはなによりですね。

無人島(アンギラ・ケイ)BBC NEWS参照https://www.bbc.com/japanese/56036700

無人島で生きのこるためには、健康管理、水、食料など様々な必要なことがあります。

一般的には体温が25度まで下がると1〜2時間で死んでしまうこともあります。真冬の海などに落ちたらそれより早く死ぬこともあります。ショック死などもあります。また、熱中症など体温が上がって死んでしますこともあります。日本の場合は低体温症で死ぬ方のほうが多いようです。2017年の熱中症での死亡者の数は635人であるのに対して、凍死の死亡者は1,371人となっており、なんと凍死者の方が倍以上多くなっているのです。映像を見る限りでは暑そうな島なのでテントなどを作り日陰を作ったりしたことで熱中症や熱射病にならないでよかったと思います。

人間は、水と睡眠さえとっていれば、たとえ食べものがなかったとしても2~3週間は生きられる。だが、水を一滴も飲まないと、4~5日程度で死んでしまう。

今回の無人島で生き残れた理由は島で水分を採れたのがかなりラッキーでしたね。意外と沖繩の無人島には椰子の実がなってないんですよね…

椰子の実からは水分と同時にミネラルなどの栄養素も摂れます。椰子の実液の電解質と血漿のバランスは血液とほぼ同じであり、含有されるラウリン酸とサイトカインには皮膚組織の維持効果や抗発癌性、抗血栓性(血液を凝固させない力)という効果があります。あったかい島で生きていくには必要な栄養素となったはずです。

ヤドカリや貝、ネズミなどを食べていたようですが、毒に当たらなかったのはラッキーですね!毒のある生物が多いので無闇矢鱈に貝やカニは食べないように気をつけてしっかり知識を身に着けておいたほうがいいですね。パッチテストなどの技術を身に着けておくことも無人島に遭難したときには役立ちますね。

普通に生きていて無人島に遭難することは少ないですが、何が起きるか分からない時代ですので常日頃から自分のサバイバルスキルを上げていきましょう!!

常に備えよ!